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ライオンのよいいちにち
あべ弘士氏は北海道の動物園で25年間飼育係として勤務していたという、ちょっと珍しい経歴の絵本作家。決してリアルな絵ではないのに、いつも風や音や温度が感じられる絵本を描いてくれます。
『ライオンのよいいちにち』では、とうさんライオンの“いつもの”“ふつうの”完璧な一日が、綴られています。
ライオンのとうさんが、こどもたちをつれて散歩に行きます。
途中で何度か、他の動物たちに声をかけられ、「かんしんね」「こもりかい」なんて言われたりします。
そのたびに、ライオンのとうさんは思うのです。
(わしは、ふつうにしているだけだ)。
そして、とうさんとこどもたちは大きな岩山にのぼり…昼寝。
いつのまにか月がのぼり、ライオンとうさんは一句詠んだりして。
「うん、なかなか」なんて満足して…。
完璧!
完璧ないちにちです。“自分の満足”を知るライオンとうさんが、当然のこととして堪能する”よいいちにち”。
どのページにもさわさわと流れている風といっしょに、ライオンとうさんの満足を味わうことができます。
読み聞かせにもオススメ。一句詠んで「うん、なかなか」が流行ること確実です。
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