PICK-UP  rain,rain,rain 雨の日絵本 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6| ...

作 佐野洋子
 講談社 1992年
1400円


おじさんのかさ

「こだわり」を持つこと。「大切なものを」持つこと。
それはとても素敵なことだけれど・・・たまには、そんなこだわりすら
ポイと捨てさってみるのもまたよいこと。

おじさんには自慢の傘がありました。
絶対に濡らしたくないほど大切な傘でした。
雨が降ったら脇にかかえて雨やどり……。
男の子が「入れて」と言っても、「おっほん」と聞こえないふり。

けれどもある雨の日の公園
子どもの歌が聞こえてきます。
「あめがふったら ポンポロロン
あめがふったら ピッチャンチャン」

その魅力的な音に・・・とうとうおじさんは傘をひろげるのです。

―ぐっしょり ぬれたかさも いいもんだなあ。
            だいいち かさらしいじゃないか。―

この名台詞に脱帽です。

             

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